切迫早産の入院って、何かとストレスが溜まりますよね。
24時間の点滴、絶対安静の生活、赤ちゃんは無事に産まれてくるのかという不安…
何が悪かったのかと自分を責めてしまうこともあると思います。
赤ちゃんのために頑張って乗り越えないとと思っていても、辛い現実から逃げ出したくなるときがありますよね。
実際わたしが切迫早産で入院したときも、辛くて辛くて毎日泣きながら過ごした経験があります。
ですが、そうすると余計にストレスが溜まっていく一方。
ストレスが溜まるとお腹も張るし、それが辛くてまたストレス、という悪循環に陥ってしまいました。
そこでわたしは、この記事に書いてある3つの方法を実践したところ、辛いだけだった入院生活を心穏やかに過ごせるようになりました。
入院中のストレスは誰でも感じるもの。自分を責める必要はまったくありません。
これを読んで、辛い入院生活を乗り越えていきましょう。
- 切迫早産の入院が辛くてたまらない
- みんなどのように入院を乗り越えたのか知りたい
- どうやったら前向きな気持ちになれるのか知りたい
- 同じ経験をした人の体験談を読みたい
辛い気持ちを受け入れる
冒頭でも触れましたが、切迫早産の入院生活ってストレスになることがたくさんあります。
- 大部屋での生活
- 24時間点滴で自由に動けない
- することがなくて暇
- 早産になってしまうかもしれない不安
- 子宮頚管長が短くなっていくことへの不安
ほかにも、体調が優れない、病院の食事が美味しくない、など書き出したらきりがありません。
また、こんな話もあります。
みなさんも似たようなことを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
何を隠そう、これ全部、入院していたときのわたしの気持ちです(笑)
特に入院当初はずっと暗い気持ちで日々を過ごしていました。
頭ではわかっていても、心がついていかない。
わたしに限らず、同じような状況の方はいらっしゃると思います。
そんな方に伝えたいのは、辛い気持ちを全部受け入れる、ということです。
辛いときに無理に前向きになろうと頑張ってみても、自分に嘘をついていることになって余計にストレスが溜まるだけです。
わたしも無理に前向きになろうとしなくていい、ありのままの自分を受け止めようとしたことで、だいぶ心が軽くなったのを覚えています。
ちなみにこの方法は心理学的にも有効だとされています。
落ち込んでしまっているときには…
早くそこから脱しようとしてさらにもがき、かえって自分自身を苦しめることがあります。そんなときには、次の3つに対処法がおすすめです。
・現状肯定…ありのままにいまの状態を認める
・原点回帰…いま目の前にある仕事に取り組む、近くの家族・友人を大切にする
・絆の回復…家族や身近な友人としっかり結びついていることを再確認する
「人生が大きく変わるアドラー心理学入門」より
ここに書かれている「現状肯定」という方法ですね。
切迫早産の入院は往々にして、長期になることが多いです。
早くストレスから逃げようとして無理に頑張ってしまうと、長い入院生活の間ずっと辛い気持ちを抱えて過ごさなければならなくなってしまいます。
まずは自分が落ち込んでいる、不安に思っているという状態を認め、受け入れるところから始めてみませんか?
本音を吐き出せる場所をみつける
みなさんは入院中、本音を吐き出せる場所がありますか?
自分自身の辛い気持ちを受け入れたとしても、それをずっと心の中にしまっていてはストレスが溜まる一方です。
ここではわたしがおすすめする「誰かに話す」 「メモに書き出す」 「Twitterで発信する」という方法についてお話しさせていただきます。
自分に合った場所をみつけて、少しでもストレスを減らしていきましょう。
誰かに話す
何か悩みがあるとき、信頼できる人に自分の話を聞いてもらって心が軽くなった経験はありませんか?
これは誰かに話して共感してもらうことによって承認欲求が満たされたり、脳の神経が刺激され快感が得られたりすることが原因です。
また女性は男性と比べて、人と話すことによってストレスが解消される傾向が強いと言われています。
人と話すことが好きな方は、周りにいる人に自分の本音を話してみるといいかもしれません。
- 夫や親など家族
- 友人・知人
- 担当の医師や看護師
- 同じ病院に入院している妊婦さん
特に同じ病院に入院している妊婦さんだと、自分と似たような悩みを抱えている場合が多く、共感しあえるというメリットがあります。
一方で、誰かに話すことにはデメリットも発生します。
例えば話す相手によっては、あなたが望んでいないようなアドバイスや、あなたを傷つける言葉を言われて余計にストレスを感じる可能性もあります。
また、同じ病院の妊婦さんに話す場合、お互い無事に出産を迎えられるという保障はありません。
万が一どちらかに何かがあったときに気を遣う必要が出てくるかもしれないというリスクは、心にとめておいた方がいいかもしれません。
メモに書き出す
ストレスを軽減する方法として有効なものの1つが、思っていることをすべて「書き出す」という行為です。
書き出すことによる効果はいくつかありますが、自分の気持ちを客観的に見ることができる、というのが最大の利点です。
自分が何にストレスを感じているのかということを客観的に見ることにより、気持ちを整理することができるようになります。
自分だけのメモなので、誰の目も気にすることなく自由に本音を吐き出すことができますよね。
ただここでも注意点があって、書き出したことを分析しようとしたり、深く考えようとしたりすることはNGです。
こうしてしまうと、余計に悩みが深くなってしまい、自分を責め始めてしまうことにもなりかねません。
書き出すときはただひたすら無心で書き出し、頭の中をスッキリさせることだけに集中してみてくださいね。
Twitterで発信する
ここまでお話しした「誰かに話す」「メモに書き出す」という2つのいいところを合わせたものが、Twitterでの発信だとわたしは考えています。
なぜかというと、Twitterで発信するには自分の気持ちを文字に起こして整理する必要がありますし、それを発信することによっていろんな人から反応をもらえるからです。
自分の気持ちを好きなように発信することもできますし、同じように切迫早産に悩む人たちと不安な気持ちを共有することもできます。
こう思う方もいらっしゃるかもしれません。確かにそのとおりです。
Twitterは匿名でも世界中の人とつながることができるツールのため、使い方を間違えるととても嫌な思いをしてしまうことがあります。
ですが、Twitterにはいろいろな機能があり、自分が承認した人としかつながらないこともできますし、嫌なことがあればブロックすることもできます。
自分に合った使い方をすれば、とても役に立つツールだと思います。
身近な人にはなかなか本音を話しにくい、でも誰かに聞いてもらいたいという人は一度Twitterをのぞいてみるのもいいかもしれません。
取り除けるストレスは取り除く
辛い気持ちを受け入れ、それを吐き出す場所をみつけると、自分がどんなことにストレスを感じているのかを客観的に見れるようになってきます。
それと同時に、段々と気持ちが落ち着いてくるのを感じるのではないでしょうか。
そうなってきたら、取り除けるストレスは取り除くという作業に入りましょう。
具体例として、わたしが入院していたときのストレスを書き出してみたいと思います。
- 大部屋にいるのがストレス(1人になりたい)
- 子宮頚官長が短くなっていく不安
- 赤ちゃんに後遺症が残らないか不安
- 早産になってしまうかもしれない不安
- することがなくて暇
- 早く退院したい
- 病院のベッドの居心地が悪い
- 病院の食事に飽きた
本当はもっとあるのですが、今回はこのくらいで。
そしてこれを、取り除けるものと取り除けないものにわけます。
取り除けるものの中には、完全に取り除くことはできないけれど、ちょっとは改善できるというものも入れておきます。
ここでは、取り除けるものを赤字に変えました。
- 大部屋にいるのがストレス(1人になりたい)
- 子宮頚官長が短くなっていく不安
- 赤ちゃんに後遺症が残らないか不安
- 早産になってしまうかもしれない不安
- することがなくて暇
- 早く退院したい
- 病院のベッドの居心地が悪い
- 病院の食事に飽きた
順番に取り除く方法を考えていきましょう。実際にわたしはこのように対応しました。
- 大部屋にいるのがストレス(1人になりたい)→ ベッド周りのカーテンを常に閉めて自分の空間を死守する。1人になれるお風呂の時間を大切にする。
- 早産になってしまうかもしれない不安 → お腹が張ったり、水っぽいおりものが出たときなど、何か不安な兆候があれば恥ずかしがらずすぐに看護師さんやお医者さんに聞いて確認する。
- することがなくて暇 → 自分に合った暇つぶしをみつける。わたしの場合はテレビとスマホゲーム。
- 病院のベッドの居心地が悪い → 自宅から枕と抱き枕を持ち込む。ベッドのリクライニングの最適な角度を研究する。
- 病院の食事に飽きた → 週末に夫が面会に来るときわたしの好きなものを買ってきてもらうようにして、それを1週間の楽しみにする。
根本的な解決になっていないものもありますが、こうすることでだいぶストレスが軽減されました。
そして取り除けるものに対応したあとは、取り除けないものをどうするか、ということですよね。
これはそのまま、受け入れます(笑)もっと具体的に言うと、考えないようにします。
こう言うと身も蓋もないですが、考えてもどうしようもないことは考えないのが一番です。
考えれば考えるほど負のループに陥ってストレスが溜まるだけなので、無理にどうにかしようとするのはやめましょう。
その気持ちはとてもよくわかります。
そんなときはこの記事の最初に戻って、辛い気持ちを受け入れたり、本音を吐き出したりすることで、少しでも心を落ち着けるようにしてみてくださいね。
まとめ
この記事では、辛い切迫早産での入院をどのように乗り越えればいいかということについてお話しさせていただきました。
- 辛い気持ちを受け入れる
- 本音を吐き出せる場所をみつける
- 取り除けるストレスは取り除く
不安がいっぱいの入院生活、ストレスを感じるのは当たり前です。我慢する必要はありません。
入院生活は必ず終わりが来ます。
ぜひ自分の気持ちを受け入れることから始めて、少しでも心穏やかな入院生活を送ってくださいね。


