前回こちらの記事で、我が家の保活スタートについて書きました。

今回はその続きで、実際に認可外保育所へ見学~入所する保育所を決めたお話です。
見学の際に確認しておいた方がいいこと、各保育所の良かった点や気になった点、結論を出すまでの経緯などをまとめています。
Contents
保育所見学に向けた準備
確認したいことをまとめる
短い時間できちんと情報収集ができればと思い、確認したいことについて事前にまとめておくことにしました。
とは言え初めての保育所見学、何を聞けばいいのかさっぱり見当がつかなかったので、ひたすらネットで検索…
いろんな情報を参考に、こんな感じにまとめました。
- 園庭や公園はあるか
- 自転車やベビーカーを置いておくことは可能か
- 親以外のお迎えは可能か
- 延長保育の時間、当日の依頼も可能か
- お迎えが遅い場合の夕食や軽食の有無
- 慣らし保育の有無、目安
- 保育料・保育料以外の費用(おむつやミルクなど)
- 給食やおやつの内容、アレルギー対応
- 年間スケジュール・親の参加が必要な行事
- 毎日の持ち物・手作りが必要なもの
- オムツは紙か布か、家での処理が必要か
- 呼び出しの基準(熱など)
- 薬の服用は可能か
- 離乳食のすすめ方
- 怪我をしたときの対応
事前に確認事項について調べてまとめたことで、ぼんやりとは言え保育所見学のイメージがわいてきました。
これから保育所見学に行かれる方はぜひ、確認したい項目について事前にまとめておくことをおすすめします。
夫婦間で認識をすり合わせる
見学に行くにあたって、夫と、どんな保育所に預けたいか、優先する条件は何か、現時点での有力候補はどこかなど、お互いの認識を確認しました。
その結果、我が家はこのような方針でいくことに決定。
- 延長保育は必須
- フィーリングが合うか
- 有力候補は1件目と3件目
わたしは時短勤務はせずにフルタイム、しかも現場責任者という立場のため残業対応が必要なことも多々あります。
夫がお迎えにいけることもありますが、無理な場合に備えて延長保育は必須条件にしました。
そして、次はフィーリングが合うか。
すごくぼんやりした条件ですが、何より大切なんじゃないかと思います。
うちの息子はまだ5ヶ月ということもあり、息子に合う保育所がどんなところかなんて正直よくわかりません。
ですが、親が「ちょっとな…」と思うところが息子にとって良い保育所なわけがないと思いました。
なので、ひとまずはわたしたち親が感覚的に「良い」と思えるかどうかというところを重視することにしたんです。
いざ、保育所見学へ
見学の流れ
合計で4件の保育所へ見学へ行きましたが、だいたいどこも同じ流れでした。
- 保育所に着いたら「9時に見学をお願いしております、なかたにです」みたいな感じで担当の方に繋いでもらう
- 園長さん、または担当の保育士さんからその保育所の概要(預かり時間や保育方針、料金など)を説明いただく
- こちらから確認したいことをお聞きする
- 希望すれば園内の施設を見せていただける
ここまでで30分程度。
説明の場所は保育ルームの端っこや、別室がある場合はそちらなどさまざま。
しっかりとした資料をいただける場合もあれば、すべて口頭での説明という場合もありました。
見学のときに気を付けること
どこの保育所さんも基本的なことは説明してくださいますが、きっと保育士さんにとっては当たり前すぎて説明が漏れている部分もあると思うので、わからないことがあれば遠慮せず確認した方がいいと思います。
また、これは良かったなと思ったのは、わたしが説明を聞いている間に夫が保育所内の雰囲気を観察してくれていたことです。
最初は「夫もちゃんと説明聞いてよ…!」と思っていたのですが、説明を聞きながらだとどうしても周りの様子を観察する余裕がないので、しっかり見ていてくれた夫には感謝しています。
各保育所の良かった点、気になった点まとめ
実際は、計4件の保育所を2日間にわけて見学にいきました。
ここではそれぞれの保育所見学の感想や気になったことなどをまとめています。
A保育所(1件目)
- 企業主導型保育園(※)
- 定員は15名程度
- 延長保育あり
- 食育に力を入れている
- 新しくて綺麗
- セキュリティーがしっかりしている
- 駅から近い
- 布団は保育園が用意してくれる
- 離乳食や粉ミルクも園で用意してくれる
- 保育士さんの数が多い、みなさん雰囲気が良い
- 費用が認可園より安い
- 定員の空きに余裕がある
- 延長保育はあるが30分5,000円と高く、実際は無いのと同じ
- 0~2歳児までの受け入れ
- 保育ルームが少し狭い
- 新しいので運営の方針が定まっていない
有力候補で雰囲気もよかったのですが、延長保育が実質利用できないというのがかなりの痛手でした。
一応制度は設けているけれど、今まで一度も利用した人はいないとのこと。
やはりいざとなればお金を出せば預かってもらえるのと、最初から利用できないのでは気持ちの余裕が全然違いますよね。
また完全にわたしの思い込みだったのですが、見学に行ってよくよく説明を聞いていると、どうやら0~2歳児のみ受け入れ可能な保育所だったようで…
みなさんも、基本情報は事前によく確認することをおすすめします。
※企業主導型保育園って?
その名のとおり、企業が運営する保育園です。
現代社会の多様な働き方に対応するため、平成28年度から国(内閣府)が推進している事業です。
企業が運営する保育園なので、その会社の従業員が利用する「従業員枠」のみで運営することもできますが、「地域枠」を設けて地域の住民等を受け入れることも可能です。
国から認可保育所並みの助成を受けているため、地域枠の利用であっても比較的安価な保育料で子どもを預けられる場合が多いです。
B保育所(2件目)
- 定員は15名程度
- 延長保育あり
- 駅から近い
- 費用が少し高い(8万円超)
- 夏季休暇や年末年始休暇、イベントの代休など休みが多い
- 雰囲気が暗い
- セキュリティーが甘い
- 保育士さんの覇気がない
- 離乳食は持ち込み
- 就学前まで受け入れ可能だが、実際はいない
見ていただくとわかるとおり、良いところを探す方が難しいという結果に…(笑)
雨の日に行ったからかもしれませんが、部屋の中も湿気がちで雰囲気が暗いし、保育士さんもあまり前向きな雰囲気ではありませんでした。
セキュリティーも甘く、施錠されていないドアを開けたらすぐに園児たちという仕様。
もちろんすごく悪いというわけではないんですが、他にも入れる保育所があるならそちらの方がいいなという印象でした。
C保育所(3件目)
- 企業主導型保育園
- 定員は40名程度
- 延長保育あり
- 英語教育に力を入れている
- 新しくて綺麗
- 費用が認可園より安い
- 預かり時間が長い
- 保育ルームが広い
- 園長さんの説明がしっかりしていた
- 保育士さんたちも雰囲気がいい
- 子どもたちも元気
- 園庭はないが、ウッドデッキや水遊びの場所はある
- 駅から少し遠い
- 新しいので運営の方針が定まっていない
- 残りの枠が1名しかないため、確実に入所するには復帰を早める必要あり
1件目のA保育所と同様、有力候補だったこちらの保育所。
行ってみたら予想どおり良い感じの保育所でした。
預かり時間も固定ではなく、親の勤務時間から個別に算出してくれるというのが助かるポイントでした。
基本的には母親の勤務時間で算出するそうですが、状況によっては父親の勤務時間で算出するなど、個別対応も可能だそうです。
英語教育に力を入れているということもあり、保育所のHPを見ていると結構グイグイした感じの保育所なのかな…と思っていたのですが、実際に行ってみるとみなさん穏やかそうな感じで安心できたのもよかったところです(笑)
ただ気になった点にも書きましたが、満員になるまで残り1名とのこと。
確実に入所するには今申し込むしかないですが、それには8月に仕事復帰をする必要があります。
予定では9月に復帰するようにしていたので、前倒しをしなければならず悩みました。
D保育所(4件目)
- 定員は30名程度
- 延長保育あり
- 知育(英語やリトミック)に力を入れている
- 駅から近い
- 保育士さんたちの雰囲気が良い
- リトミックや英語などの知育時間がある
- 当日延長も可能
- 説明の資料がしっかりしている
- 福利厚生で保育料の助成が受けられる
- 費用が高い(10万円+食費)
- 延長料金が高いが、延長しないと預けられない
- 保育ルームが狭い
ここは雰囲気も悪くなく、保育士さんたちもみなさん息子に優しく話しかけてくださって好印象だったんですが、なんせ高い…!!
ほかの保育所は保育料に食費も含まれていたんですが、ここは保育料が高い上に食費も別。
延長料金も1時間1,800円ほどで、とても手が出せるところではありませんでした…
結論:C保育所(3件目)に決めた!
4件の見学をすべて終え、夫と感想などを話し合いました。
これについてはわたしも同感だったので、特に揉めることもなく。
ただ1点だけ、C保育所にするにはわたしが復帰を早めることになるので、そこを決心できるかどうかということだけでした。
もともと9月復帰というのもわたしが自分で設定したもので会社から言われていたわけではないので、本当にわたしの気持ちだけの問題。
しばらくうじうじと考えましたが、時間が経つにつれて気持ちの整理もついてきて、
という決心をすることができました。
そうと決まれば会社へ復帰を早める連絡と、保育所へ申し込みの電話。
めでたく残り1枠を確保することができました。
まとめ
保育所を見学して感じたことは、すべての条件が整ったところはなかなかない、ということです。
当たり前と言えばそうなんですが、厳しい保活戦争を生き抜くためには最優先にすること・妥協してもいいことを明確にする必要があると改めて思いました。
保育所が決まって一安心ですが、これからまた準備や手続き、職場復帰などいろんな山場が待っているので、そちらについても記事にしていければと思っています。
>>前回、保育所見学の予約を入れるまでのお話はこちら。

>>自転車での保育園送迎を考えている方にはこちら。
